区間 で連続, で微分可能な関数 に対して,
を満たす が と の間に存在する。
(i) が定数関数のとき、
任意のにたいしてが成立
(ii) が定数関数でないとき、
で、区間における の最大値,最小値をそれぞれ とすると
だから、なるが存在する。
中間値の定理から、なるが、の最大値と最小値を与えるの両端を含まない区間に存在する。そしてこの区間は に含まれる。
これは積分の平均値の定理
を満たす が と の間に存在する。
において、 を におきかえたもの。
この積分の平均値の定理は、非負関数に対して
を満たす が と の間に存在する。
に簡単に拡張することができる(で積分の平均値の定理)。
この定理は様々な濃度の食塩水をまぜると中間の濃度になる、という話でも登場する。