ロジスティック方程式は
()の型の微分方程式で,と置換すると ()
となる.この方程式の解曲線をロジスティック曲線という.
いわゆる成長曲線の一種.
例えば流行現象などのモデル化に用いられる.
ある物を持っている人の数を とするとき、購買意欲は、持っている人の数 に比例すると考えるモデル.
このとき,新たに買う人 は持っていない人 (人口を とする)のうち の割合で購入するのだから、
でモデル化される.これを連続モデルにするとロジスティック方程式が得られる.
教科書としては古典であるが,
- 作者:デヴィッド・バージェス モラグ・ボリー
- 発売日: 1990/04/09
- メディア: 単行本
離散型ロジスティック方程式とも呼ばれるロジスティック写像は (初期値)の形をしており,この の変化(軌道)は の値によって複雑な挙動を示すことが知られており,この非周期的な振舞いのことはカオスと呼ばれている.
ロジスティック写像はの3点を通る放物線であるが,この3点を通る折れ線で与えた
をテント写像という.テント写像を合成すると4つの折れ線,8つの折れ線,16個の折れ線,...と折れ線の個数が倍々になる.
(連続しているエントリーだが)
パイこね変換 - 球面倶楽部 零八式 mark II
も参照のこと。