結構有名な話ですが、
「5つの皿それぞれにみかんが7つずつ入っています、全部でいくつでしょうか?」
というのは結構難しい。
5×7=35
は間違いで、7×5=35と書かないと0点というのが小学校の方式だからだ。1あたり量を前に書くというのが小学校の算数のルールなのである。答えが「個」となるから同じ単位の「7個」を先に書かなければいけないと主張する人もいるが、単位を含めて書くと
7[個/皿]×5[皿]=35[個]
であり、7の単位は「個」では決してないと思うのだが、、、。トランプ配り方式で計算すると
5[個/週]×7[週]=35[個]
という計算になる。何が何回繰り返されるかという束を作ることが掛け算にとっては大切なことであり、どの束を考えるかは一人一人違っても良いはずですよね。あまり細かいことに拘って算数嫌いにさせることが一番の問題。掛け算を習いたての子供に対しては、答えがあっていれば丸でよいと思います。
どちらを先に書くべきかは教育者が教えるときに統一をとるための工夫、つまり教えるルールであって、理解するルールを子供に要求するのは論外です。
私自身が子供の頃は、このことで悩んだことがないし、先生と揉めたことがないので、実際のところ順番に拘らなければいけない理由はピンときません。順番に拘らなくても理系として飯を食っていける程度にはなるようです。