やきそばとラーメン

うちの職場の水道は震災のあと完全に復旧していないので、カップラーメンなどのお湯は家から持ってきている。カップやきそばのお湯は居室の近くの流しには、まだ捨てられないので、トイレなどに捨てざるを得ない訳なのだが、さすがにカップやきそばをトイレに持っていくのは偲びない。

そこで、

(1) カップラーメンを食べた容器をとっておく
(2) その容器にカップやきそばのお湯を捨てる
(3) その容器のお湯をトイレに捨てて行き、トイレに持ち込んだ容器はゴミ箱に捨てる

という手順を踏むことにした。

さて、カップラーメンと、カップやきそばが、それぞれ5個ずつあるとき、食べ方の総数はいくつあるか?

という問題は、中学入試では良くでる問題だ。答は42通り。それぞれn個ずつあるとすると、その数列は

1, 2, 5, 14, 42, 132, 429, 1430, 4862, 16796, 58786, 208012

と続く数列になる。この数列はカタラン数と呼ばれ、パスカルの三角形の中にあるという話は有名だが、結構、 {}_{2n} C_{n} -\{\}_{2n} C_{n-1}の文脈で語られることが多い。しかしこれを1,-1から始まるパスカルの三角形とすれば、三角形の中にカタラン数が表れる、という話は森重文さんの優秀さを示すエピソードとして有名。

2011年6月23日追記:

カップやきそばの容器を取っておけば、一番最初にカップラーメンを食べれば良い、というだけの話であることに気づくまで1週間かかった。