一般は半径 の 次元超球体の体積を で微分すれば半径 の 次元超球面の表面積( 次元体積)が求まる.
そこでn次元球体の体積を求めてみよう.
について,
となる.というのも
となるので,
が帰納的に成立するので, より が言える.
例えば ,
,…
となる.
よって半径 の 次元球体の体積 は
(,)
と書け,Wallis 積分 を用いると
と表すことができる.
例えば
,
,
のようになる.
ここで
であるから,
,
となる.両方あわせて
と表すことができる.
また, を で微分することにより
よって半径 の 次元球面の 次元体積 は
であることがわかり, 次元単位球面の 次元体積 は
と書くことができる.
話は変わって 次元単位球体の における切り口は半径 の 次元球体であるから
と求めることができる.これから Wallis 積分を用いて
となる.よって
となる.もちろん だから先程の結果と一致する.