TSH先生の講演

外勤でD2大にTSH先生の講演を聞きにいく。伏せ字にする意味がないような気がするが、とりあえず、伏せ字進行。

TSH先生は大学の専門のときに講義をもって下さった先生、なのだが、体調不良で途中でAMR先生に交代し、AMR先生は出張の都合で次は別の先生(私はSGHR先生だと思っているのだが、今日、ARMR君に聞くと、IR先生だとか。自信なし)に変わったのでその当時は印象が薄い先生であった。もちろん教科書はIRKNなので、そちらの印象は濃いのだが。TSH先生の論文は大学時代に読ませて頂いたので、もちろん、その印象も強い。

今日の講演は、とにかく濃い。前座がARMT先生、AMR先生、NGOK先生という豪華メンバー。それだけで懇親会は恐れ戦いて参加しなかった訳だ(結局原稿の締切だったので参加している場合ではないのだが)。

時間を少し間違えて、早めに到着。受付は大学の同期のOGW君。大学時代はやる気がなく所在無さげだった彼が今は僕よりも良い仕事をしているんだよなぁ。大学は卒業してからが勝負。長い道程だ。他にARMR君とも会う。ARMR君と会うのは彼の結婚式以来なのでずいぶん経つなぁ。同期3人で話していると、豪華な聴衆が続々入場。それらメンバーを見て、やはり自分は落ちこぼれだったんだなぁ。と心が折れそうになり、ちょっと鬱。おおまかに同窓会の様相を呈している。

まずは、ARMT先生の講演。TSH先生のS賞受賞記念講演なのに、流れを無視した話。ARMT先生の話を聞くのは随分久しぶりなのだが、全然変わっていない。当時の「僕がxx年にやった素晴しい研究によると」というARMT節は健在だった。視力の衰えは年を感じさせた訳だが。何となく、本来なら受賞するのは俺だろ、と言いたげな講演だった。

次はAMR先生の講演。やはり聴衆のレベルを考慮した話がうまい。耳に心地良く、聞いた後すぐに忘れるAMR節も健在である。AMR先生の長きに渡る未解決問題の糸口がつかめそうとのこと。結末が楽しみだ。

そしてNGOK先生の講演。内容が高度すぎる。大学時代に挫折した研究内容の歴史と現在の進展という話な訳だが、やっぱり今聞いても難しい。同期のOGW君は、この分野で仕事をこなしているのだからすごい。

次はKBYS先生による、TSH先生の紹介。5分のはずが15分を超える長話に。S賞は謙虚じゃないと取れないとか、この分野に長く貢献していないと取れないとか、ARMT先生に喧嘩を売っているかのような話。

そして、TSH先生の講演。酔っ払いが居酒屋で管を巻くようなTSH節も健在。講演テーマの萌芽期の話は15年ほど前にHNMK温泉での泊まり掛けのシンポジウムで聞いていて、そのときはさっぱりわからなかったのだが、今聞くと少しだけわかった。来年度、勉強してみたい。

TSH先生の講演のあと、検索エンジンを作っているG社に勤めている大学の研究室の先輩Sさんと少し話す。名刺は貰えなかった。折角他人に自慢できたのに。

今日の講演の内容を総括すると、大学時代の研究内容の復習をやった感じだった。今は全然違うことをやっているのだが、少しだけ関わっていたいなぁと思ってしまった。