幾何学つれづれ草

幾何学つれづれ草

幾何学つれづれ草

秋山武太郎による本書は結構有名である。というのも小平邦彦が幾何への誘い

幾何への誘い (岩波現代文庫―学術)

幾何への誘い (岩波現代文庫―学術)

などで紹介したことも関係しているのかも知れない。時系列的には、「幾何への誘い」(単行本、1991年)で紹介され、「幾何学つれづれ草」がサイエンス社から復刊と、タイミングが結構合っているからだ。

根津千治による解析幾何学講話には「純正幾何学の権威たる著者が多年の蘊蓄を披瀝したる斯学の名著なり文検委員諸氏の推奨措かざる文検受験者中等教員諸氏必読書なり」とあおり文句がついている。

それはともかく、当時の出版社は神保町の高岡本店。神保町の高岡商会(紙の高岡)の建物(現在はない)に、営業種目に理化数学書と掲げられていることから、多分ここに高岡本店があったのだろうと推測される(当時の住所は東京市神田区通神保町六番地なのだが地番変更されている)。


本当に知りたかったのは、この高岡本店とコミック高岡は関係があるのかどうかということだが、よくわからなかった。