地図投影法

何かすごく久しぶりに球面の真面目な話。

Central catadioptric camera って CCCとか略称で誰も呼んでないのかな。Cの3乗と書くと、何かお菓子屋さんであった気がする。

この CCC 画像と球面カメラの間の写像が簡単に書けるという話があって、その話題を整理しているのだが、その写像のクラスをどう呼ぶべきかちょっと迷っている。この写像は、地図投影法だと外射、内射、平射、心射、正射を総称した名前となるべきなのだが、その投影方法は球面から平面への中心射影(射影の中心は球面の中心を通る平面の法線上にあるという条件付き)となっていることから、普通に perspective projection と呼ぶようなのだが、これは普通の透視射影と同じ表記となってややこしくてしょうがない。地図を作るという前提では、perspective projection で写像のクラスを指定することができても、カメラの撮像という前提では perspective projection というのは広いのだ。Geyer and Daniilidis(ECCV2000)では、

general spherical projection : a projection from the sphere to the plane where the projection center is on a sphere diameter and the plane perpendicular to it.

と呼んでいるが、一般球面射影というのもピンと来ない。光源が一般の位置にある訳ではないんだし。

20100526追記:Central catadioptric camera を CCC と略称で呼んでいる文献を google で調べると、OMNIVIS2005 のページに reject された匿名論文が放置プレイ。いいのかなぁ。というかこの文献じゃ引用できんではないか。