高校の教科書における信頼区間

ある教科書をみてみると

一般に,標本抽出を行い信頼区間を求めるとき,「この区間は母平均 m を含む」という主張は正しいとは限らない。しかし,多数回抽出して信頼区間を求めれば,そのうち約95%は母平均 m を含んでいる。これが信頼度95%の信頼区間という意味である。

と書いてある。

一般に,サイコロを投げるとき、「偶数が出る」という主張は正しいとは限らない。しかし,多数回サイコロを投げれば,そのうち約50%は偶数の目がでる。これが確率50%という意味である。

信頼度が確率とは違うという人で、この2つの文章の違いがきちんと説明できる人っているのかな。

良く引き合いに出される

の著者もきちんと説明できなさそうなのに(統計を運用する上では理解している必要はないので)、高校の先生がきちんと説明できるのかどうかはちょっと心配。