Thanks to this problem I realized what easy is to prove that the 3:4:5 triangle is right with no need of Pythagoras, just by using 2×1 tiles! pic.twitter.com/wrEYvjBU45
— Nèstor Abad (@nabadvin) 2021年2月20日
のとき,になることから思いついたのでは?
のとき,になるので容易に一般化できる.
Also easy to find its incentre with this disposition! pic.twitter.com/b1gMdQltvZ
— Nèstor Abad (@nabadvin) 2021年2月20日
については,
(),, とおくと, かつ であり,
が成立するので,3辺の比が
の直角三角形ができる.この三角形の内接円の半径は
(直角三角形なので,直角から円に引いた接線の長さが内接円の半径)
となるので, のときに限り内接円の半径が と1つのタイルの対角線そのものになる.
一般には内接円の半径はタイルの対角線 個分になり,内心の位置ベクトルは
であることに注意すると,内心の位置ベクトルは
と,の整数係数の線形和で書けるので のタイルを並べることによって求めることができることがわかる
もちろん, と, から 軸に下した垂線の足との交点だからその座標は であることが直ちにわかり,その位置ベクトルは
となることがわかる.残念ながらこの係数は と が互いに素のときは整数にはならない.
というのも
(i) が互いに素のとき と は互いに素
(ii) と は, が互いに素のとき と は互いに素であることに注意すると,
最大公約数は2の約数
となるので,非負整数 に対して が整数となるには でなければならないが, となり矛盾.よって整数にはならない.
という訳である.