というより円周

統計数理研究所での研究集会の内容は円周上の非対称な確率分布というテーマが殆どだった。面白かったし勉強にもなったけど、自分の興味は球面や超球面なので物足りなかった。というのも円周上の確率分布の殆どが単純に球面へと拡張できないからである。

それにしてもMardiaのStatistics of Directional Data(1972年)

Statistics of Directional Data (Probability & Mathematical Statistics Monograph)

Statistics of Directional Data (Probability & Mathematical Statistics Monograph)

からあまり根本的な部分はあまり進んでいないなぁという感じがして、残念なような安心したような。ともかく、円周上の確率分布さえきちんとした議論を行うのは難しいのだなぁと改めて感じた。安心して大雑把な近似手法の道をすすめるというものだ。