次の任意の多項式の区間 における定積分の値は、 次の Legendre 多項式 の零点 を用いて
と書ける。
[証明]
次の多項式を 次の Legendre 多項式 で割った商を,余りを とすると、, は 次以下の多項式で
をみたす.
また、 次方程式 の解 は相異なる 個の実数であり、 ()が成立する.
よって、Lagrange の補間公式から、
となるので、
となる.
よって重み
を用いて 次の任意の多項式の区間 における定積分の値は、 次の Legendre 多項式 の零点 を用いて
と書けることがわかった.
そこで とおくと,
と形式的に書けることになるが,右辺のシグマの中身は のときは0であり, のときは極限を考えて
となるので,
となる.
ここで
となるが, は 次の多項式により後の積分は 0 となるので
となる.
よって
となる.
ここで,Legendre 多項式について
が成立するので
つまり が成立するので,
となり,証明された.