https://twitter.com/KS_Mathematics/status/1367758434414731267
単位円の中に含まれる放物線の弧長が4より大きくなることがあるか?
の単位円の内部に含まれる部分は
で,その弧長 は
を利用すると
である(∵).
を頂点として を通る放物線を考えれば,この放物線の の部分は円の内部にある(放物線と円の交点の 座標は4次方程式の解で, の4つを尽しているから)
となり,弧長は として
となる.
とすると, だから,
,
となり,
となるが, で だから
が成立する
よって,
となるので,単位円の内部にある弧長が4より大きくなることがあることが示された.
つまり の単位円の内部に含まれる弧長は4より大きい.
のとき,
であるから, となり,放物線の式は となり,弧長は となる.
なお,数値計算で求めた弧長を最大にする は のときであり,そのときの 放物線の式は となり,弧長は となっているので, はかなり頂点が の場合の最大弧長を与える数値に近い.
ちなみに, の グラフを Geogebra で描いてみると次図.
ということで, より大きく ぐらいより小さい範囲で長さ4を超え,最大となるのは (4.18度)ぐらいのときの ぐらいであることが数値計算からわかる.このときの放物線は となり,そのグラフは次図.
多分計算間違いはしていない.
2022.10.14記
@KS_Mathematics は @Account_KS_1 になったけど、tweet 自体はなくなっているな。