Car Convoy Problem(その2) - 球面倶楽部 零八式 mark II
の続き
台の車における Car Convoy Problem において,車列の数が となる確率 について論ぜよ.
, のときは とする.
漸化式
,
()
()
が成立するので,これを解こうとすれば良いのだが,難しい.
(この漸化式は,参照した web page
Probability problem: cars on the road - Mathematics Stack Exchange
の Hagen von Eitzen の解答と同じ考え方)
ここで とおくと,漸化式は
,
となる.
とおくと
となるので,
とおくと
,
()
という漸化式が得られ,
を計算すれば良いことがわかる.
(i) のとき, である.
(ii) のとき
である.
(iii) のとき,
一般に,
が成立することに注意すると,
(iii) のとき,
となる.
例えば, となるので,7台あるときに車列の数が4になる確率は
となることがわかる.
(iii) のとき,
例えば, となるので,7台あるときに車列の数が3になる確率は
となることがわかる.
同様に考えると,
をみたす自然数 が存在することがわかり,よって
のように表現できることがわかった.
これら係数の値は
()から計算することができるが,
帰納的に,, であることはすぐにわかる.
他の係数は単純に表すことができるかは謎.
結局,
の形となる.