備忘録:モーリーの定理のコンヌによる証明(その1) - 球面倶楽部 零八式 mark II
のつづき.
は反時計周りにとり, に近い頂点を , に近い頂点を , に近い頂点を とする.
を点 中心 回転, を点 中心 回転, を点 中心 回転とすると, は点 中心 回転, は点 中心 回転, は点 中心 回転だから, は に折り返して後に に関して折り返すアフィン変換, は に折り返して後に に関して折り返すアフィン変換, は に折り返して後に に関して折り返すアフィン変換となる.
ここで折り返しは対合だから, は恒等変換となり,コンヌの定理の条件をみたす.
を について折り返すのと、 中心に 回転するのは同じで,さらに について折り返すのと、 中心に 回転するのは同じなので,の不動点は となる.
また, は 120度回転と平行移動の合成だから となるので,コンヌの定理から
が成立するが,これは が正三角形をなす条件であるから, は正三角形となる.