(1) 3次行列 の固有値が のときの は,Lagrange の補間公式から
となり,
となる。
(2) 3次行列 の固有値が のときの は, の における接線が であることから
とおくことができ, とおくと
となることから
となり
となる。よって
となり,
となる。
(3) 3次行列 の固有値が のときの は、Taylor 展開を利用すると
となり,
となる。
(4) 3次実行列 の固有値が のときの は、(1)から頑張って計算すると
のようになるが,具体的な場合を計算するには素直に
とおき、連立方程式
,
,
を解く方が早い。
から
を経由して
と変形できるので,
,
,
となり,
と求めることができる。
例えば3次交代行列
について,
とおき, とおくと,
の固有値は、 を用いて の形をしているので、
,
,
という連立方程式を解けば良く,
,,
となり,
が成立する。ここで だから,
これは3次元回転の Rodorigues の公式そのものである。