任意の整数 と非負整数 について を次のように定義する。
任意の自然数 について を次のように定義する。
このとき,普通の本には、
「負の整数と非負整数について」
が成り立つとしているが、実はこの式は任意の整数 について成り立つ。 と は を軸に対称な位置にあるので、この変換は対合となるので、あたり前といえばあたり前なのだが、このことを明確に述べている本はあまりないように思う。ちなみに のときは両辺0で等しい。
例えば、 のような計算だけでなく、 のような計算も行うことができる。
良くある は左側固定の変換公式だが、 は右側固定の変換公式という訳だ。
なお、左側固定の変換公式
は が非負整数のときのみ成立し, が負整数のときは成立しない。というのも、 が負で が正のとき、左辺は0でないが右辺は0になってしまうからである。