出典を保存するのを忘れた.
半径1の四分円の中に2つの長方形が次図のようにある.この2つの長方形の面積の和の最大値を求めよ.
四分円弧上の2点を
,
()
とおくと,求める面積 は
となるので,この最大値を求めれば良い.
,
から和を考えて和積の公式から
だから,
または ,
つまり
または
が成立する.
(i) の場合
一方,差を考えて和積の公式から
が成立するので,
となり, から
(a) または (b)
が成立する. から
(a) のとき, から となり不適
(b) のとき, から となり不適
よって (i) は不適である.
(ii) の場合
を微分して
となり, から となり,,つまり となるので,
が成立するので,この に対して条件をみたす が確かに存在する.
また, をみたす の前後で は符号を正から負に変えるので極大かつ最大となる.
よって を最大にする は をみたす.
このとき, から
となるが, より
となる.ここで黄金比 () を用いると
,
であることがわかる.
,
であるから,
最大値を与える2つの長方形(実は正方形の外側に2つの長方形がある)