複素平面上の3点 のなす三角形について
頂点 が鋭角となる条件は
(i) または
( は を直径とする円の外側、または平行四辺形において,鋭角の頂点を結ぶ対角線の方が長い)
(ii) または
(iii) または
となる.
この組み合わせとして
頂点 が鋭角となる条件は(iii)
頂点 が鋭角となる条件は(ii)
頂点 が鋭角となる条件は(i)
を採用すると,複素平面上の3点 のなす三角形が鋭角三角形となる必要十分条件として
かつ
が得られる.この条件は,が定数で が変数のときに整理された式となっている.
なお,(i) の は の中点を とすると を表している.
このとき中線定理から となり,余弦定理から であることがわかる.