これ結構面白いなっつってまとめたのに反応激薄で泣いてたやつ https://t.co/hSIVOfL13Z
— D1マン (@11029_8904) 2022年7月5日
この部分分数分解を使って線形漸化式を解くやつ、コメントにあるような「微分方程式に焼き直して解く」のは「演算子法 / 記号法」と呼ばれるもので結構良く使われている手法。この微分方程式における演算子 を、数列におけるシフト演算子 に対応させて焼き直したもので、数列の通常型母関数と関連付けられる。これは20年程前に非常勤をやっていた大学で教えていたなぁ。
記号法による微分方程式の解法について私が最初に知ったのは
(の旧版)で、1983年のことであった(昨日フィールズ賞とった June Huh の生まれ年だな。この人の経歴はやばい)。
もっと深い所まで学びたい人は
が適切。ミクシンスキーの本は久々に読み返してみるか。
大学受験参考書だと、シフト演算子を利用した漸化式の解法が
に載っていたが、今見直してみると
()
の解法しかなかった。
から を経由して
となるので
が特殊解で求まる、という話だけで終了していた。
部分分数分解を用いて、隣接3項間線形漸化式を問いてもいなかったし、
例えば のような漸化式の特殊解も求めていなかった。
ちなみに、 の解法は、
が差分演算子になるので、
から
のように特殊解が求まるので,
のようになる。